2020年3月10日火曜日

X205TA:なぜ曲者PCなのか(USB起動)

X205TA特有の問題となる部分である3点
1)USB起動時
2)WiFi
3)オーディオ

それぞれの内容について記載。まずは1)のUSB起動

1)USB起動時
この問題はこのPCの起動構成の問題が影響しています。
X205TAはCPUはAtom Z3735Fなので、命令セット的には64bitです。しかしこのPCに初期インストールされているWindowsは32bit版。そう、何故か32bit版なのです。

これつまりどこかに「32bitじゃなきゃダメな部分が有る」訳です。

そうそれこそがこの問題の基本部分。
このX205TAは64bitのCPUを使っているにも関わらず、BIOSとOSの間を取り持つUEFIが32bitだったのです。
このため、32bit UEFIに対応しているインストーラでないとインストールが出来ない事になる訳です。

これマジで問題有り。と言うのも、32bit版をインストールすれば大丈夫なのでは?っていうほど簡単じゃないんです。インストーラによっては32bit版のインストーラでも32bit UEFIには対応してなかったりします。(Ubuntuなどがそうなってます)

また、最近のディストリビューションで配布されているものもはほぼ64bit版のみだったりします。(基本最近のPCの構成が64bitだからと言うのも有りますが・・・)

となると、明確に32bit UEFIに対応したものを探し出すか、それ以外の方法を考えるかとなります。
ネット上で多くの人が行っていたのがUEFIを32bitに変更してインストールするという方法。こうする事で結果64bit版のインストールを可能にしています。
bootia32.efiってのをダウンロードして所定の場所にコピーすることで32bitUEFIブートが可能となると。

MageiaなどはUEFIが32bit版てのが容易されていますので、そういうのを探してくるってのも有かなと。